私たちはHYSOLIDの開発にあたり、オーディオ機器が一般的な工業製品と異なるのと同様に、再生ソフトも特別なクオリティが要求される「オーディオ」の一部であることを強く意識しました。
私たちは、再生ソフトに要求される特別なクオリティとは 「PCに対する負荷を可能な限り低くし、低ノイズ再生を目指す」ことであると考え、これをHYSOLIDの開発コンセプトにしました。
HYSOLIDは、全体のソフトウェア構造の設計から細かなデータ操作に至るまで、この単純なコンセプトをストイックに追求して開発しています。低負荷による音の違いを是非ご堪能ください。
PCの電源ONで再生可能 → 他のソフトから発生するPC負荷を大幅に回避HYSOLIDは、他のソフトウェアの影響をできる限り回避するために、PCの電源ONで使えるように設計しました。他の一般的なソフトのようにWindowsにサインインする必要がありません。 WindowsのプログラムはOS、アプリケーションともにWindowsのサインインを起点に動作するものが多いため、この設計はPCオーディオにとって特に重要と考えました。 |
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操作はスマホアプリで → ユーザーインターフェイスによるPC負荷を回避HYSOLIDはスマホアプリで操作できるようにしました。他のソフトウェアのようにPC上のユーザーインターフェイス(画面表示や画面操作)から発生するPC負荷を低減しています。 |
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独自の連携方式 → データ通信のPC負荷を低減スマホアプリとWindowsソフト間の連携は、DLNAやHTTP等の一般的な方式やプロトコルを避け、PCの負荷低減を最優先に設計したオリジナルの双方向プロトコルを採用しました。さらに通信データそのものもコンパクトに設計しました。 通信データ上のデータ形式は、Windows上のソフトウェアが最も低負荷で扱えるように、文字はUTF-16、数値はリトルエンディアンを採用しました。 |
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精密に実装した再生コア → 再生ロジックのPC負荷を低減再生のPC負荷を最小化するためには、音源データをファイルから読み出し、DACのドライバに引き渡すまでのロジック部分が重要となります。 私たちはこのロジック部分を「再生コア」と呼び、細部まで特に精密に実装しました。 再生コアの実装にあたっては、一般的なソフトウェア開発で重視される可読性の確保や、実装規模の低減などの要素をあえて後回しにし、再生コアがPCに与える負荷を最小にすることを優先しました。 |
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OSによる読み込みキャッシュをキャンセル → データ読み込みのPC負荷を低減HYSOLIDは音源データの読み込みにおいて、OSによる読み込みバッファを使わずに、再生ソフトのメモリに直接読み込む方式を採用しました。これにより音源データ読み込み時のPC負荷の低減を図っています。 ※対象はローカルストレージを使ったWAV・DSD再生です。 |
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